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エンドポイント計測・監視

エンドポイントとは

エンドポイントとは、端点、終点、末端などの意味を持つ英単語です。
ITの分野では、通信ネットワークの末端に接続された機器や端末、あるいは利用者が直に触れて操作する機器などを指すことが多いです。

エンドポイント計測・監視とは

エンドポイント計測・監視とは、「あるユーザの端末でのデジタル体験の計測・監視」です。
特定のユーザの端末で遅延や接続障害が発生した場合に、その端末での接続状況やパフォーマンスを計測・監視します。

具体例

在宅勤務のPCのトラブルシューティング

在宅勤務でのPCトラブル

在宅勤務が普及して、ITサポート部門は課題解決が難しくなりました。
遅延や接続障害が発生している従業員の自宅に行かなくては、トラブルシューティングができません。
エンドポイント計測・監視を利用すれば、ITサポート部門は、遠隔で在宅勤務の従業員の遅延や接続障害の原因を判別するためのデータを取得することが可能となります。

社内や支店のPCのトラブルシューティング

オフィスのPC

ITサポート部門がトラブルシューティングで困るのが、「事象の再現」です。
サポート対応の時には、遅延が再現できなかったり、障害が再現できないまま、うやむやに終わることが多いですよね。
エンドポイント計測・監視を利用すれば、ITサポート部門は、継続的に端末の状態を記録することが可能で、ピンポイントで障害や遅延の発生時間のデータを閲覧できます。

Windowsベースで作られたPOSレジのトラブルシューティング

店舗用端末

店舗運営において、Windowsベースで作られたPOSレジのパフォーマンスやネットワーク接続のトラブルは売上や顧客満足度に直結します。
各端末の接続状況をしっかりと計測・監視し、スムーズな運営をサポートしましょう。
エンドポイント計測・監視を利用すれば、リアルタイムでPOSレジシステムのような店舗用端末の接続状態をモニターすることが可能になり、適切なトラブルシューティングを行って、安定した運用を実現できます。

対応OS

対応ブラウザ

長所・短所

長所

  • 端末のCPUやメモリ使用率が把握できるので、計算リソース不足を把握可能です。
  • WiFiの信号強度も取得できるので、WiFiの問題から切り分けが可能です。
  • ネットワークのレイテンシやパケットロス、ホップ数や、実際の経路のIP情報が分かるので、ネットワークのどこがボトルネックかが分かります。
  • Webアプリケーションであれば、表示完了時間などを取得可能です。主要SaaS計測テンプレートもご用意してあります。

短所

  • 操作上のログが取得できるサービスではありませんので、従業員がどんなアプリケーションを起動しているかは把握できません。
  • エンドポイントのセキュリティ監視機能はありません。あくまでも、性能に関する計測・監視ツールです。
  • ネイティブアプリケーションについては、計測・監視の機能がありません。

データ

サマリー

体験スコア(%)

エンドポイント、ネットワーク、およびアプリケーションの各スコアを合成したものです。

エンドポイント・スコア(%)

パフォーマンスに対するハードウェア関連要因の影響を測定し、CPU、メモリ、および WiFiの強度のメトリクスを使用して計算されます。

ネットワーク・スコア(%)

ネットワークがユーザ・エクスペリエンスに与えている影響を示します。
PingおよびTracerouteテストによるRTTおよびパケット損失メトリクスを使用して計算されます。

アプリケーション・スコア (%)

1 つまたは複数のアプリケーションがユーザ・エクスペリエンスに与えている影響を示しています。以下のデータから計算されます。

  • 従業員の端末上の計測で、Document CompleteおよびVisually Complete
  • 従業員の端末上の計測のダウンタイム
  • 従業員の端末上のObjectテストの待機時間
  • 従業員の端末上のTracerouteテストの宛先ホップRTTおよびパケット・ロス

エンドポイント

エンドポイント・スコア(%)

パフォーマンスに対するハードウェア関連要因の影響を測定し、CPU、メモリ、およびWiFi強度のメトリクスを使用して計算されます。

CPU使用率(%)

選択した時間枠の平均 CPU 使用率。

メモリ使用率(%)

選択した時間枠の平均メモリ使用率。

Wifi Strength(dBm)

選択した時間枠の間の無線データ接続の平均強度。

信号品質(%)

選択した時間枠の平均Wifi信号品質。

ネットワーク

ネットワークスコア(%)

PingおよびTracerouteテストからのRTTおよびパケットロス指標を使用して計算された複合指標。

テスト実行

選択した時間枠の間に実行されたエンドポイントテスト実行の数。

失敗

選択した時間枠の間に失敗した Endpoint テスト実行の数。

パケット損失(%)

選択した時間枠の間に失われたパケットの割合。

RTT(ms)

選択した時間枠の間のミリ秒単位の平均レイテンシ。

Jitter

Trace RouteテストのRTTの揺らぎの平均。

アップロード

上り回線のスループット

ダウンロード

下り回線のスループット

ネットワークパス

Hop by Hop

トレンド

アプリケーション

App Score(%)

1つまたは複数のアプリケーションがユーザ・エクスペリエンスに与えている影響を示しています。
以下のデータから計算されます。

  • 従業員の端末上の計測で、Document CompleteおよびVisually Complete
  • 従業員の端末上の計測のダウンタイム
  • 従業員の端末上のObjectテストの待機時間
  • 従業員の端末上のTracerouteテストの宛先ホップRTTおよびパケット・ロス
  • 訪問したアプリケーション
  • 選択した時間枠の間に訪問したユニークなアプリケーションの数。

テストされたURL

選択された時間枠の間にエンドポイント・テストが実行されたユニークなURLの数。

エラー

選択した時間枠の間に生成されたエラーの数。

Doc Complete (ms)

目的のページを完全にロードするのに要した平均時間。

ダウンタイム

従業員アプリが利用できないために失敗した接続試行のパーセンテージ。

アラート

アラートを設定することで、ユーザからの連絡で動くのではなく、能動的に障害や遅延に対応を開始できます。

エラー検知
エラーを検知した場合には、即座に、指定のメールアドレスにアラートメールを送信することが可能です。
遅延検知
レスポンスタイムの閾値を設定し、その値を超えた観測値を計測した場合には、即座に指定のアドレスにアラートメールを送信することが可能です。

価格

1端末あたり、年額11,650円(税込価格)
1端末あたり、5つのテストを実行可能です。