SaaS

SaaSのパフォーマンスを向上させるための3つの戦術とお金を節約するための1つの戦術

2021年12月8日
翻訳: 島田 麻里子

この記事は米Catchpoint Systems社のブログ記事 Three Tactics to Boost SaaS Performance (and One that Saves Money)の翻訳です。
Spelldataは、Catchpointの日本代理店です。
この記事は、Catchpoint Systemsの許可を得て、翻訳しています。


デジタルの世界 ―― 私たちはその中で仕事をしたり、遊んだりしています。
もちろん、あなたがデジタル体験を担当するIT部門で働いている場合は別です。
その場合は、悪夢を見ることになります。

その理由は、こうです。

SaaS型クラウドサービスの良い点と悪い点

今日の複雑なデジタルエンタープライズのインフラは、SaaS(Software as a Service)などのサービスやアプリケーションの増加を支えており、更なる加速を予感させます。
実際、Gartner社(世界有数のリサーチ&アドバイザリ企業)は、SaaS型クラウドサービスへの支出が2022年には19.3%増加し、総額1,453億ドルになると予想しています。
この成長により、企業はビジネスをより効率的・効果的に、そして収益性の高いものにするための多くのオプションを利用できるようになりました。

その一方で、消費者とリモートワーカーの両方に完璧なデジタル体験を提供する際には、その成長がITを窮地に陥れることになります。
インフラの配信チェーンが複雑さを増すにつれ、可視性のギャップが生じ、インフラの健全性がエンドユーザ・エクスペリエンスにどのように影響するかを理解するIT部門の能力が低下します。

さらに問題なのは、IT部門が古い監視ツールを使い続けていることです。
これらはライトセーバーが必要なとき本質的に剣を使うようなもので、しばしば技術的不具合の原因となる死角を残すのです。
企業がSaaSアプリケーションへの移行を加速する中、次世代のデジタルインフラをサポートする先を見越したモニタリング戦略を構築する必要があります。

では、どうやってその戦略を構築するのか?
以下の4つの戦術が良いスタートとなるでしょう。

1.エンドユーザから始める

デジタル体験監視戦略の多くは、従来のパフォーマンス・モニタリングのフレームワークから発展したものです。
これらのフレームワークは、企業のインフラ、アプリケーション、ネットワークに焦点を当てていますが、インターネットサービスは視野に入っていません。

残念ながら、エンドユーザが世界中のお客様であったり、自宅で仕事をしている社員であったりする場合、これではうまくいきません。
そうではなく、エンドユーザの視点に立って考えてみましょう。
エンドユーザと最寄りの基地局を結ぶラストマイルやプロバイダ同士を結ぶバックボーンのサービスプロバイダー、CDN、DNS、セキュリティベンダー、クラウドサービスなど、より広い視野を持ったモニタリング戦略を採用してください。

2.サイロ化したオブザーバビリティからの脱却

IT部門では、企業のインフラ全体のパフォーマンスの問題を発見して解決するために、全体像を把握することが必要です。
しかし、多くのチームは、アプリケーション、クラウド、ネットワークの観測ツールを寄せ集めて使用しており、自社のインフラがどのように機能しているかを断片的にしか把握することができません。
配信チェーンがクラウドに移行すると、SaaSプロバイダーがIT部門がコントロールできないサービス固有のツールを使用するため、この問題はさらに深刻になります。

狐に鶏小屋の監視をさせるとオブザーバビリティのギャップが大きくなります。
その代わりに、クラウドベースのサービスを含め、配信チェーンのあらゆる側面を監視できるグローバルなシステムを探しましょう。

3.今日のツールが明日のボトルネックにならないように

DXを推進する企業は、ビジネスやオペレーションをサポートするために、ハイブリッド、マルチクラウド、オンラインサービスに多額の投資を行っています。
その結果、企業のデジタルインフラは常に進化し続けています。
現代のデジタル体験監視戦略は、常に変化に対応できなければなりません。

ニーズの変化に合わせて拡張可能なグローバルサービスを探しましょう。 固定されたソリューションに固執することはありません。

4. SaaSベンダーに責任を持たせ、コストを削減する戦略を構築する

SaaSベンダーは皆、モニタリングやオブザーバビリティ・ツールを使用していますが、ベンダー自身を観察するのは誰でしょうか?
1つのアプローチは、中立的なサードパーティのデータを使用して、SLA(サービス水準合意)のコンプライアンスを強化し、アプリケーションのロールアウトの成功を測定することです。
SaaSのライセンス・コストの高騰を抑えるためには、ユーザーがどのSaaSアプリケーションにどのくらいの頻度でアクセスしているかを特定する指標が必要です。

SaaSパフォーマンス・マネジメントへの新しいアプローチへの取り組み

DXプロジェクトは、SaaSなどのクラウドベースのサービスへの投資の急増に見られるように、企業のインフラへの取り組み方を大きく変えました。
これらの次世代アーキテクチャを成功させるには、エンドユーザを第一に考えた最新のパフォーマンス・オブザーバビリティ戦略が必要です。

ここでは、強力なSaaSモニタリングとオブザーバビリティ戦略の構築に役立つ追加リソースをご紹介します。