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シンフォニー

「Symphony」のご紹介 ― Catchpointの新しいユーザ体験プラットフォーム

2022年4月5日
翻訳: 島田 麻里子

この記事は米Catchpoint Systems社のブログ記事 Introducing Symphony: Catchpoint’s New User Experience Platformの翻訳です。
Spelldataは、Catchpointの日本代理店です。
この記事は、Catchpoint Systemsの許可を得て、翻訳しています。


私たちCatchpointは「体験こそがポイント」と考え、常にお客様の製品に対するユーザ体験を向上させるためのサポートに努めています。
このようなモットーのもと、私たちは自社プラットフォームの使いやすさと有効性を真剣に考え、「Catchpointポータル」で世界最高水準のユーザ体験を提供できるよう、常に努力を続けているのです。

そんな思いから、ここ数年の大半を費やして、Catchpointポータルを一から設計し直したのです。
本日(2022年3月30日)、Allegroのリリースに伴い、新しいUXプラットフォームであるSymphonyの一般提供を開始したことをお知らせします。

Symphonyは、古いUXに新しいペイントを施しただけではありません。
プラットフォームを完全に再設計し、モダンで直感的なインターフェースを提供することで、お客様が必要な答えをこれまで以上にすばやく簡単に得られるようにしました。

今回の改良では、ルック・アンド・フィールの刷新に加え、内部で数多くの変更が行われており、全てはお客様がデータから実用的な知見を得るために設計されています。
Allegroのリリースは、Symphonyの「プレビュー」状態を終了し、今後全てのお客様にSymphonyへの移行をお勧めできるようになった、重要な瞬間となります。

再構築の理由

Catchpointは10年以上前に設立され、当初は純粋にActive/Synthetic monitoringを中心にプラットフォームが構築されていました。
私たちの成長と市場や技術の成熟に伴い、リアルユーザ監視、エンドポイント監視、より包括的なネットワーク監視など、提供するサービスを拡大しました。
このような機能豊富なツールセットを提供できることは喜ばしいことですが、多くの急成長中のソフトウェア企業と同様に、複数の複雑な製品を並行して開発した結果、バラバラのツールが混在し、時には扱いにくいUIを経験することになりました。

数年前、私たちはプラットフォームのUXを全面的に再構築する時期が来たと判断しました。
バックエンドの技術スタックを近代化・合理化し、さまざまなソリューションのデザインとアーキテクチャを統一し、将来の開発を容易にするツールを組み込み、最先端のデザイン原則に基づいたモダンなUIに全てを集約する必要があったのです。
その結果、Symphonyが誕生しました。

反復設計プロセスの構築

Catchpointの存在意義はユーザ体験の向上にありますので、Symphonyを設計する際には、ユーザの視点と意見を第一に考えました。
お客様がどの機能をよく使うか、各画面にどれくらいの時間をかけているかなど、製品の使い方に関する定性データを幅広く収集しています。
そして、そのデータを元に、開発の優先順位を決めています。

また、定期的に世論調査やエンドユーザへのインタビューを行い、同様にサポートチケットの傾向を把握することで、お客様がどのようにシステムを使用し、どこに問題があるのかを把握しています。
これらのデータは全て、開発当初から私たちの開発プロセスに反映されています。

Symphonyの構築を始めたとき、私たちは反復設計プロセスを確立しました。
Symphonyの機能のベータ版を作り、限定プレビューで利用できるようにし、その後、ユーザフィードバック・セッションを行って、何が好まれ、何が改善されるべきかを確認するのです。

私たちは、過去15回のリリースの間、このプロセスに従って100回以上のフィードバックセッションを行いましたが、今後Symphonyプラットフォームにさらに機能を追加する際にも、このプロセスを継続します。
コントロールセンターなど、Symphonyで導入された主要な機能については、客観的で独立したソフトウェアテストを専門とする第三者ベンダーに依頼し、ユーザへの特別な配慮を行いました。
このような大きな変化には、正しく対応することが必要だと考えていました。

体験オブザーバビリティへのこだわり

Catchpointが誕生して以来、私たちの業界は進化し、「純粋な監視」から「包括的なオブザーバビリティ」へと焦点が移ってきました。
これらの言葉は聞いたことがあるかもしれませんし、本質的には同じことを意味しているように思えるかもしれません。
しかし、そこには重要な違いがあり、それはSymphonyの設計のあらゆる側面に影響を与えています。

「監視」とは、単純に測定値を収集し報告することです。
デジタルユーザ体験に影響を与える全てのシステムからデータを収集・分析し、洞察と行動に変換して、最高のユーザ体験を提供できてこそ、監視の真価が発揮されるのです。

ここがSymphonyの優れているところです。
Catchpointの多種多様なオブザーバーと業界をリードするパブリック・プライベート・ノード・ネットワークが積極的にデータを収集・分析し、Symphonyが実際のユーザ体験の観点からその意味を確認できるようにしています。

例えば、Smartboard。
このSymphonyの機能は、テスト、アプリ、ノード、エンドポイントのパフォーマンスの傾向を示すだけでなく、AIによる「スポットライト」機能がデータを分析し、平易な言葉で潜在的な問題を呼び起こすのです。
表やラインチャートもそうですが、そのデータから実用的な分析を得ることは、行動を起こすための力となります。

もう一つの例は、Allegroで導入されたばかりの、テスト用の新しいExperience Scoreです。
この複合指標は、各テストの複数の主要な測定値を用いて、0~100のスケールで標準化されたスコアを算出し、各テストがユーザの体験に与える全体的な影響を迅速に評価することができます。
ここでもまた、Symphonyは、生データから、ユーザのシステム体験に関する直接的な洞察へと導きます。

その実力を実際に体験してみませんか?

つまり、Symphonyは150人以上の有能で献身的な人々による何十万時間にも及ぶ努力の結果なのです。
もちろんAllegroで終わりというわけではなく、次に作るものをお見せするのが楽しみです!

すでにご利用いただいているお客様、お待たせしました。
ポータルサイトにアクセスし、新しいUIにトグルしてください。
Catchpointが初めてで、その実力を直接体験したい方は、ガイドツアーに参加されてはいかがでしょうか。

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