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AppAssure

AppAssure: Tier-1アプリケーションのレジリエンスを確保することがより簡単に

2025年3月3日
著者: Catchpoint Team
翻訳: 逆井 晶子

この記事は米Catchpoint Systems社のブログ記事「AppAssure: Ensuring the resilience of your Tier-1 applications just became easier」の翻訳です。
Spelldataは、Catchpointの日本代理店です。
この記事は、Catchpoint Systemsの許可を得て、翻訳しています。


毎週のように、重要なアプリケーションに障害が発生し、ユーザは不満を抱え、企業は混乱に陥っています。
ITチームは次々と問題に対処しなければならず、多くの中断に直面し、修正ではなく推測に多くの時間を費やしています。

Forrester Consultingの2023年の調査によると、調査の前月に、企業の37%がインターネットの障害により10万ドルから499万ドルの損失を見積もり、39%が50万ドル~99万9999ドルの損失を報告しました。
コストは現実のものであり、膨大です。

大企業は、ビジネスを継続させるために多数のTier-1アプリケーションに依存しており、ダウンタイムや遅延が発生するたびに、コスト、信頼、評判が低下します。
実際、企業の40%が、1時間のダウンタイムだけで100万ドルから500万ドル以上の損失が発生すると報告しています(法的費用、罰金、制裁金を除く)。

なぜレジリエンスとパフォーマンスの確保がこれほど困難なのでしょうか?
多くの場合、ITOpsチームはAPMツールを通じてアプリケーションの内部データを十分に把握しています。
しかし、クラウド中心の分散型サービス環境では、多くのアプリケーションが依存する多数の外部要素を可視化できていません。

現代のほとんどのアプリケーションは、クラウドサービス、ISP、内部ネットワーク、複数の内部およびサードパーティAPI、効率的なネットワークルーティング、サードパーティサービスに依存しており、さらにDNSやBGPといった基盤となるインターネットサービスが不可欠です。
これらの依存関係全体を「インターネットスタック」と呼びますが、多くの運用チームは、このスタックがアプリケーションに与える影響を可視化できていません。

実際、CatchpointのInternet Resilience Reportによると、企業の97%が「レジリエントなインターネットスタックが成功に不可欠である」と認識しています。

AppAssureの紹介

ミッションクリティカルなアプリケーションのレジリエンスを確保するために、CatchpointはAppAssureを発表しました。
このシンプルで迅速に導入可能なソリューションは、インターネットスタック全体の可視性を提供し、アプリケーションの稼働時間とユーザエクスペリエンスを飛躍的に向上させます。

AppAssureは、インターネット上の多数の外部依存関係がアプリケーションに与える影響を理解するために必要な可視性を運用チームに提供します。

チームは、エクスペリエンススコアとXLO(eXperience Level Objective)、スマートボード、ライブ障害マップ、アラート、インターネットスタックマップなどのツールを活用できます。
これらにより、アプリケーションチームは、主要都市のリアルユーザが体験している実際のアプリケーションパフォーマンスを正確に把握し、制御することができます。

AppAssureは、重要なアプリケーションに不可欠な可視性を簡単に確保できる導入パッケージです。
セットアップとオンボーディングが含まれており、運用チームの負担を軽減します。
大規模な導入プロジェクトを必要とせず、専門家のリソースを使うことなく、数日以内に効果を発揮し始めます。
「導入するかどうか迷う必要がないほどの価値を提供するターンキーソリューション」を目指しています。

パフォーマンスとレジリエンスの監視における推測を排除

ミッション・クリティカルなアプリケーションにどの程度の監視が必要になるかを予測しようとすることは、1年前に天候を予測しようとするようなものです。
正確に予測することは不可能であり、準備が不十分な状態となります。
そのため、APM企業が何百万ドルもの超過料金を請求するケースが後を絶ちません。

AppAssureは、CatchpointのIPMプラットフォームを利用した包括的なパッケージを提供することで、このような監視の不確実性を排除します。
セットアップや管理が簡素化され、内部チームに負担をかけることなく、アプリケーションのレジリエンスを確保できます。

価格設定はシンプルな固定料金プランで、1年間のサービス料金は37,950ドル(1アプリケーション)からです。
パッケージには一定数のテスト、監視対象の場所やサービスが含まれており、アプリケーションの複雑性やビジネスの監視要件に応じてカスタマイズが可能です。
プラットフォームを理解しながら、必要に応じて拡張やテストの追加が可能な、柔軟なオプションです。

さらに、専門のサービスチームがテスト作成、スクリプト作成、基本的なダッシュボードやアラートの設定をサポートします。
このシンプルな価格設定と導入プロセスにより、監視ニーズの予測や複雑な構成管理に悩む必要はありません。

AppAssureの機能

AppAssureは、ミッションクリティカルなアプリケーションのレジリエンスを確保するために、AIを活用した機能を備えています。
主なメリットは以下の通りです。

リアルユーザのエクスペリエンス監視
世界100カ国以上にある数千のラストマイル、ワイヤレス、バックボーン、クラウドノードを備えたグローバルオブザーバビリティネットワークを活用して、ユーザの視点からアプリケーションを監視します。
ライブグローバルダッシュボード
Internet Sonarを活用し、ISP、DNS、CDN、IaaS、PaaS、SaaS、SECaaS、MarTechコンポーネントなど インターネットやクラウドサービスの稼働状況やパフォーマンスを可視化できます。
包括的なメトリクス
内部・外部のAPIの詳細なパフォーマンスや可用性データを取得できます。
ネットワークとルーティングのインサイト
フロントエンドからオリジンまでのリアルタイムBGPモニタリングを含め、バックボーンを介してユーザからサーバおよび内部ネットワークへのパス全体をモニタリングします。
可視的でインタラクティブなアプリケーションマップ
Internet Stack Mapにより、リアルタイム、および過去のパフォーマンス・可用性を分析し、詳細なドリルダウンが可能です。
包括的なダッシュボードとアラート
パフォーマンスをモニタリングし、即時対応が必要な問題を特定するためのダッシュボード、アラート、レポートを完備しています。
シームレスな統合
APMシステム、CI/CDパイプライン、アラートシステム、Open Telemetryとの統合が可能です。
また、生データを他の運用インテリジェンスプラットフォームにエクスポートできます。
専門サポート
インターネットレジリエンス専門チームが、初期設定、構成、トレーニングをサポートします。

AppAssureが適用されるアプリケーション

AppAssureは、インターネットに依存するアプリケーションを扱う企業が直面する独自の課題を解決するために設計されています。
Eコマースからヘルスケアまで、ミッションクリティカルなアプリケーションを持つあらゆる業界が、AppAssureの包括的な監視とレジリエンス機能の恩恵を受けることができます。
AppAssureが効果を発揮するアプリケーションの例は以下の通りです。

AppAssureでTier-1アプリケーションのレジリエンスを確保

現在のITチームは、絶え間ない障害や可視性の欠如と戦っています。
問題に対応する時間が長すぎることで、本来の業務やイノベーションに時間を割けないのが現状です。
AppAssureを導入することで、アプリケーションのスムーズな稼働を確保し、障害対応ではなく、戦略的な改善に時間を使うことが可能になります。

AppAssureの詳細や、Tier-1アプリケーションのレジリエンスとパフォーマンス向上の方法については、www.catchpoint.com/appassureをご覧いただくか、下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください。