モバイルアプリ開発・運用のご担当者様へ
こんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
モバイルアプリの顧客体験は、継続利用率や課金に大きな影響を与えます。
その顧客体験の多くを占めるのが「速度」、つまりモバイルアプリの反応速度・表示速度です。
モバイルアプリの顧客体験の維持・向上で、こんな事をお悩みではないでしょうか?
5Gでの表示速度が分からない
2022年春から、携帯各社がSA(スタンドアローン)への移行によって、5Gは更に高速に。
高速な5G通信での、モバイルアプリの反応速度・表示速度の監視でお困りではないでしょうか?
遅延原因が特定できない
「遅延の原因さえ特定できれば、プログラムを直せるのに」と、モバイルアプリの遅延の原因特定でお困りではないでしょうか?
遅延を検出できない
ユーザは、遅延について企業に改善を要望しません。
反応が遅かったり、繋がらないアプリは、単に使われなくなるだけです。
快適なアプリの顧客体験を実現するための遅延や不具合が発生した際の検出方法でお困りではないでしょうか?
こんな解決策を採用していませんか?
モバイルアプリの計測・監視は、なかなか厄介な分野です。
常に新しいハードウェアが市場で販売されますし、携帯の通信状況にも左右されます。
もしかして、現在、以下のような方法で計測・監視されていますか?
手動計測
品質管理においては、手動計測は、最も避けるべき手段です。
計測の手続きに人の操作が介在するため、値の保証ができなくなります。
刻一刻と変化する携帯網の通信を介してモバイルアプリの反応速度を24時間365日人力計測・監視するのは、労力とコストの観点で無理があります。
また手動でモバイルアプリの計測を目視で行うと、スマートフォン内の処理のトレースができず、遅延原因の特定に必要な手掛かりを得ることは不可能です。
ハードウェアベースの計測
10年前は、ハードウェアベースの計測が主流でした。
ハードウェアベースの計測は、以下の難点があります。
- 毎年市場に出てくる新機種に対応する際に、計測サービス側でハードウェアをハックしなくてはいけない
- 機種を追加する毎に購入コストが掛かる
- 計測マシンを設置する場所を用意しなくてはいけない
- 計測マシンを置いている場所でしか計測ができない
エミュレーター
エミュレーターは、スマートフォン内でのモバイルアプリの処理のトレースに適している「プロファイリング」と呼ばれるツールです。
しかし、本番リリース前に使うもので、実運用での計測・監視に使うものではありません。
エミュレーターでは、携帯キャリア毎に異なる遅延要因や都市別での通信状況などを観測できないので、本番運用での遅延原因などを把握することができません。
モバイルアプリの遅延要因はAPIのレスポンスタイム
現在、主流となっているモバイルアプリのパフォーマンス計測・監視は、API計測です。
どうして、API計測・監視なのでしょうか?
下の図をご覧下さい。
モバイルアプリのパフォーマンスを左右する変数の一覧ですが、その殆どは、ベンダー側で作り込んでいるものです。
モバイルアプリの開発側では、殆ど手が出せない「定数」なのです。
唯一、変更可能なのが、API通信のパフォーマンスです。
実際に計測してみると、モバイルアプリの遅延要因は、ほぼAPIのレスポンスです。
Appleのエンジニアの方も、モバイルアプリのパフォーマンスはAPI通信の計測・監視で十分と仰っています。
モバイルアプリの計測・監視の手順
モバイルアプリのAPIの計測・監視は、以下の手順で行います。
1. 実験計画を決める
1ページを計測するのではなく、トランザクション計測と呼ばれる、ページ遷移を伴う計測を行います。
どのような流れで、最終的なコンバージョンまで至るのかを教えて頂きます。
2. 計測スクリプトの作成
計測する典型動線が決まったら、それをトランザクション計測に落とし込むためのスクリプトを作成します。
3. 計測の展開
札幌、新潟、東京、大阪、福岡と、全国5都市に計測センターがあります。
NTT、KDDI、J:COMの有線、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの無線での計測を開始します。
統計学的に必要な標本の大きさを考慮し、15分に1回の頻度で計測し、1日あたり各都市の各回線毎に96の標本を得ます。
4. 分析
- 定常的に遅延しているもの
- 突発的に遅延しているもの
- 遅延している時間帯のパターン
- 遅延原因となっている要素のパターン
- 遅延している都市と通信経路のパターン
データ分析の例
例えば、こちらのモバイルアプリの計測の例ですが、APIのレスポンス時間が0.5~0.8秒掛かっています。
これでは、どんなに速くても、表示を完了させるまでに1秒は掛かってしまいます。
APIのレスポンス時間の目標値は100ms、遅くても200msでレスポンスが無いと、アプリで遅延を感じます。
何故、これだけの時間が掛かっているのか、各処理別で分解すると、主にWait(待機)で時間が掛かっています。
つまり、サーバ側の処理時間を高速化しなければ、モバイルアプリのレスポンスを良くできない事が分かります。
また、時折、TCP/IPの接続で時間が掛かったり、SSLの鍵交換の時間で時間が掛かっているので、ネットワーク周りの改善が必要だと分かります。
このように、どのAPIの処理のどの処理で時間が掛かっているのかをピンポイントで特定できるため、確実な改善が可能になります。
また、閾値を決めて、それを超えたり、もしくはエラーが発生した際に、アラートメールを送ったり、Webhookを使ってSlackなどに通知を送ることもできるので、モバイルアプリの顧客体験を監視して、問題に素早く対処することも可能です。
どうしてSpeedDataなのか?
「パフォーマンスチューニングなら、自社の技術者でもできる」と思っていらっしゃいますか?
実は、パフォーマンスチューニングは、開発とは別のスキルとツールが求められます。
世界の企業が利用するCatchpoint
Spelldataが提供しているSpeedDataは、日本におけるCatchpointの代理店としてのサービスです。
GoogleやMicrosoftを始めとして、数多くのIT企業、EC企業、オンライントラベルエージェンシー、通信企業、CDN会社が採用しています。
そして、他のパフォーマンス計測・監視ベンダーが、次々と計測拠点を閉鎖して、AWSなどのIaaS上で計測する中で、唯一、世界2000拠点以上に計測サーバを展開しています。
Spelldataは、日本国内での計測センターを展開し、単なる代理店販売ではなく、自社で独自に計測基盤の整備も行っています。
国内4キャリア対応
SpeedDataは、国内で唯一、4G/5G携帯回線でのLayer4以上の通信状況をリアルタイム監視できるサービスです。
国内の移動通信サービス4キャリアに対応しています。
現在、計測・監視できるのは、国内の5つの都市で、今後、更に計測拠点を増やす予定です。
- 札幌
- 新潟
- 東京
- 大阪
- 福岡
改善のための知見
パフォーマンスチューニングは、専門用語で云うと、「非機能要求」に属するもので、性能に関する品質を管理します。
日本の製造業の品質管理を支えてきたのは、検査機器メーカーです。
それと同様に、パフォーマンスチューニングでも、専用の検査機器、つまり計測・監視システムが必要で、その質に大きく影響されます。
世界の著名企業は、しっかりした計測システムであるCatchpointを選んでいます。
唯一、弱かった日本の計測拠点数は、Spelldataが独自に計測センターを開設して、カバーエリアを広げて解消しています。
真のプロフェッショナルは、道具の良し悪しが結果を大きく左右すると知っています。
ISO9001/27001 認証取得に向けて
Spelldataでは、このサービスのISO9001/27001認証取得のために品質マネジメントシステムを構築中です。
2022年の第二四半期に取得を目指しています。
期間と価格
- 契約期間
- 1年契約になります。
- 価格
- 月額10万円からご利用頂けます。 価格は、[計測するAPI数×計測都市×計測するモバイルキャリア]で決まります。
Spelldataについて
Spelldataは、東京商工会議所と習志野商工会議所の会員です。
大きな企業様との取引実績も多数ございます。
帝国データバンク、東京商工リサーチに毎年決算報告書を提出しているので、その2社でSpelldataの信用情報をご確認頂けます。
商工会議所
- 東京商工会議所 千代田支部 会員
- 習志野商工会議所 会員
日本の職能・学術団体
- 情報処理学会 賛助会員
- 日本統計学会 賛助会員
- 日本科学技術連盟 賛助会員
- 一般社団法人日本技術者教育認定協会(JABEE) 賛助会員
アメリカの職能・学術団体
- Association for Computing Machinery
- Computer Measurement Group
- International Association for Information and Data Quality
その他の団体
- 宿泊施設関連協会 法人会員
- 一般社団法人日本シングルマザー支援協会 パートナー企業
Tokyo MX「企業魂」で放映されました
2021年4月4日Tokyo MX「企業魂」で取り上げられて放映されました。