
光回線品質デイリーレポート
光回線通信を可視化
毎日朝8時に、札幌、新潟、東京、大阪、福岡でのNTTの前日分の通信状況レポートをSNSに公開しています。
リアルタイムで、自社のWebサイトまでの通信状況や表示速度を24時間計測・監視されたい企業のご担当者様、お問い合わせフォームからご連絡下さい。
日本道路交通情報センターさんが高速道路の混雑状況をお知らせするのと同じように、メディア向けにリアルタイムの通信状況提供も可能です。
計測・監視について
計測対象光回線
- NTT
- KDDI(2022年7月下旬開始予定)
計測都市
- 札幌
- 新潟
- 東京
- 大阪
- 福岡
計測手法
- 15分に1回の頻度
- 1日あたり96の標本の大きさ
- 東京のサーバまでのTrace Route
データの見方
スループット
スループット(throuhput)とは、単位時間当たりの処理能力やデータ転送量のことです。
高速道路に例えると、車線数です。
スループットを確認することで、送受信できる単位時間あたりのデータ量を確認できます。
しかし、GB単位のファイルのダウンロードでもなければ、スループットは重要ではありません。
Webサイトの閲覧、メッセージ、メール、アプリ、動画など、殆どのアプリケーションは、数Mbpsで事足りてしまいます。
今日のインターネット利用では、殆どがレイテンシ依存です。
スループットで回線の品質を判断するのは誤りです。
このレポートでは、スループットは使いません。
レイテンシ
レイテンシ(latency)とは、デバイスに対してデータ転送などを要求してから、その結果が返送されるまでの遅延時間のことです。
高速道路に例えると、レイテンシは時速。
レイテンシを確認することで、その通信回線がどれだけ素早く目的地であるサーバまで行って帰ってくるかが分かります。
レイテンシの数値が低いほどに、高速でレスポンスが良い回線になります。
レイテンシは、物理的な距離の影響も受けます。
ホップ数
ホップ数(hop count)とは、データが送信元と送信先の間で通過する必要がある中間ネットワーク機器の数のことです。
高速道路をドライブすると、目的地に辿り着くまでに、いくつものインターチェンジや料金所を通過します。
ホップ数が少ないほどに、速度を左右する途中経路のネットワーク機器の影響を減らせます。
パケットロス
パケットロスとは、データが送信元と送信先の間で通過する中間ネットワーク機器で、処理が間に合わなかったりして喪失したものです。
高速道路に例えると、自動車事故に相当します。
パケットロスが増えるほどに、再度、データを送り直す必要があり、各種遅延の原因となります。
パケットロスは、ファイルのダウンロードのような処理ではあまり遅延を感じません。
しかし、オンライン会議やゲームのようなリアルタイムな処理の場合は、数%程度であっても、大きく通信の遅延を引き起こします。
配信先
以下のSNSで毎日朝8時に配信しています。