単ページ計測・監視とは、Webページを1ページのみで計測・監視するSynthetic Monitoringの1つの手法です。
URLさえあればいいので、簡単に計測できます。
目的
単ページ計測・監視の利用目的は、「あるページの計測・監視」です。
Webサイトのトップページのように、ある特定のページを計測・監視します。
具体例
トップページの計測
業界毎の表示速度のランキングを作成する場合には、トップページの計測がよく行われます。
トップページは、Webサイトにとっての「表玄関」であり、始まりのページです。
トップページを計測すると、サイトの特徴が見えてきます。
ランディングページの計測
検索結果から辿り着いたり、広告から辿り着いたり、ほぼページ遷移が発生しないWebページについては、単ページ計測が向いています。
RUMで判明した遅いページの計測
RUMで、判明した場合、それがたまたまなのか、それともある一定の時間帯やパターンで遅延しているのかを調べるために、対象ページを単ページ計測して品質を洗い出します。
実装
URLを指定して計測・監視します。
Query String付きGETリクエストや、Body付きPOSTリクエストにも対応可能です。
Cookieが必要な場合は、Cookieの値をセットして、リクエストを出す事ができます。
長所・短所
長所
- URLさえ分かればいいので、計測の設定が簡単です。
- 多数のWebサイトを比較するような場合に、データが1ページしか含んでいないので、分析しやすいです。
- 常にキャッシュクリアされるために、初回訪問として計測され、ページ単体としてのボトルネックが分かりやすいです。
短所
- ログインなどの操作が必要なページは計測できません。
- ページを遷移した際に実行されるJavaScriptの影響などは把握できません。
- 動的にQuery Stringが変わるようなページは計測できません。
データ
散布図

累積分布関数

個票のWaterfall図

アラート/レポート機能
アラート機能
- エラー検知
- DNSのエラーを検知した場合には、即座に、指定のメールアドレスにアラートメールを送信することが可能です。
- 遅延検知
- DNSのレスポンスタイムの閾値を設定し、その値を超えた観測値を計測した場合には、即座に指定のアドレスにアラートメールを送信することが可能です。
レポート機能
日次で、DNSのレスポンスタイムについて、グラフ化したレポートを指定のメールアドレスに送信することが可能です。
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