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ハイブリッドな職場にはSaaSオブザーバビリティへの新しいアプローチが求められる

2022年5月25日
翻訳: 島田 麻里子

この記事は米Catchpoint Systems社のブログ記事 The Hybrid Workplace Requires a New Approach to SaaS Observabilityの翻訳です。
Spelldataは、Catchpointの日本代理店です。
この記事は、Catchpoint Systemsの許可を得て、翻訳しています。


Catchpointでは2020年に初めて分散型勤務を取り入れましたが、現在ではほとんどの企業が持続的にハイブリッドな働き方を導入しています。
Gallup社の最近の調査によると、この状況がすぐに変わることはないようです。

一方、ここ数年、同時にSaaSの利用が爆発的に増えています。
実際、2020年は初めてクラウド市場が非クラウド市場を上回った年であり、その主たる要因はSaaSであったとされています。

Gartner社は、2022年に企業向けソフトウェア分野が11%増加すると予測していますが、これは企業がSaaSにアップグレードすることに起因しています。
市場全体では、2022年末までに3,975億ドルに達すると予想されています(これは控えめに見積もってのことです)。

財務から販売まで、全てのビジネス機能において、SaaSは分散したチーム間での機敏なコラボレーションを可能にします。
ソフトウェアの開発、インストール、保守、サポートをアウトソーシングすることで、IT部門はアプリケーションの提供ではなく、成果に集中することができるようになったのです。

Forrester社の副社長兼主席アナリストであるリズ・ハーバート氏をゲストに迎えた最近のウェビナーで、ハイブリッドな職場におけるSaaSの良い点、悪い点、そして厄介な点について詳しくご紹介しています。

デジタル従業員体験(DEX)の確保が最重要課題

どこからでも働ける従業員の生産性を高めるには、SaaSアプリケーションにダウンタイムがなく、24時間365日アクセス可能であることが重要です。
アプリケーションの遅延や停止は、もはや許容できるものではありません。
特定のトランザクションが遅い場合、あるいはアプリケーションがダウンした場合(今年初めにSlackで発生しました)、ITサービスデスクと事業部門は、何が起こっているのか、なぜそれが起こっているのかをできるだけ早く知る必要があります。

社員が一箇所に集まっていれば、IT部門は社内のネットワークやエンドポイント環境を調べ、どこに問題があるのかを特定することができます。
これは、今日のハイブリッド環境では容易なことではありません。
このような労働環境の大きな変化の中でSaaSが成長し、ITの盲点は飛躍的に拡大しています。

ネットワーク、アプリケーション、監視の各チーム:
「もはや自分の手には負えないネットワークやアプリケーションのインフラのトラブルシューティングに、何時間費やしているんだろう?」

なぜ従来の監視アプローチでは不十分なのか

Catchpointでは多くのネットワーク・サービス部門のチームと話をしますが、彼らの仕事は、社員がどこにいても、必要なときに、どんな作業をしていても、アプリケーションを使えるようにすることです。
彼らはSaaSを取り入れたことで、これまでのIT環境がコントロールできなくなったため、膨大な数の盲点が生まれたと繰り返し話しています。
この10~15年の間に、かつて企業ITが所有していたテクノロジーは、外部環境にホストするサードパーティのサプライヤーに委ねられるようになりました。

デバイスパフォーマンス監視(DPM)、ネットワークパフォーマンス監視(NPM)、ITインフラストラクチャ監視(ITIM)、アプリケーションパフォーマンス監視(APM)などの従来の監視アプローチは、特にアプリケーションがIT部門によって所有されているときには、いずれも物理的な企業境界内で主に機能するものでした。
しかし、今の新しい世界では、これらのテクノロジーは必要なデジタルトランスフォーメーションを実現するために進化しなければならないので、残念ながら機能不全に陥っているのです。

インターネット、クラウドやSaaSサービスなど、企業が依存する最新テクノロジーには、今やIT部門のコントロール外のブラックボックスが存在しているのです。

Catchpointは現代のデジタル・エンタープライズのブラックボックスを開放する

Catchpointの完全なオブザーバビリティ・ソリューションは、エンドポイント接続、SASE/VPNクライアント、インターネット、SaaSアプリケーションにおいて死角を残しません。
お客様のSaaSアプリケーションの内部だけでなく、その提供を支援するサードパーティテクノロジーについても、可用性、到達性、パフォーマンス、使用率、採用率などの観点から洞察を提供します。

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