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インターネットの回復力

デジタル免疫とインターネット回復力 ― オーランドでの素晴らしいカンファレンス

2022年11月18日
翻訳: 島田 麻里子

この記事は米Catchpoint Systems社のブログ記事 Digital Immunity and Internet Resilience: On Point in Orlandoの翻訳です。
Spelldataは、Catchpointの日本代理店です。
この記事は、Catchpoint Systemsの許可を得て、翻訳しています。


世の中は正常に戻りつつあります。
3年ぶりにほぼ出張なしで参加したカンファレンスでしたが、Gartner社は期待を裏切らない内容でした。

「Gartner IT Symposium//Xpo™※1 」には、世界中から何千人もの参加者がフロリダ州オーランドに集まり、再び一堂に会することに、誰もが私と同じように興奮(そして、少し緊張)していたことでしょう。
Gartner社は毎年「Gartner Identifies the Top 10 Strategic Technology Trends for 2023」※2 を発表していますが、私見では、これらのトレンドは、ネットワーク、Webサイト、アプリケーションを顧客や従業員にとってより高い回復力を持つようにするCatchpointの能力に深く共鳴していると思います。
(以前のブログ「ビジネスに必要なのは、回復力の強いインターネット」をご覧ください。)

「経済が混乱している時期に組織の財務体質を強化するために、CIOとITエグゼクティブは、DXを加速し続けながら、コスト削減だけでなく、新しい形の卓越したオペレーションを模索する必要があります」
Gartner社のアナリスト副社長であるFrances Karamouzis氏は語ります。

「2023年のGartnerの戦略的テクノロジー・トレンドは、最適化、規模拡大、開拓の3つのテーマで構成されています。テクノロジーは、組織がレジリエンス(回復力)、運用、信頼を最適化し、垂直方向のソリューションや製品提供を拡大し、新しい形態のエンゲージメント、迅速な対応、機会を開拓するのに役立ちます」

最適化の一環として、Gartner社はデジタル・イミューン・システムについて述べています。
Gartner社によると「デジタルイミュニティ(免疫力)は、データドリブンの運用への洞察、自動化された極限テスト、自動インシデント解決、IT運用内のソフトウェアエンジニアリング、アプリケーションのサプライチェーンにおけるセキュリティを組み合わせ、システムのレジリエンスと安定性を高める」とされています。
そうすることで、2025年までにデジタルイミュニティの構築に投資する組織は、システムのダウンタイムを最大80%削減し、それが収益の増加に直結するとGartner社は予測しています。

Catchpointは、お客様のビジネスを成功に導くデジタル体験を、お客様や従業員が確実に利用できるようにすることを重視しています。
かつて、従業員がオフィスに常駐し、LANやシステムを自社で管理していた時代には、全従業員に対してこれを確保することは非常に容易でした。
今日、インターネットはあなたの新しいネットワークであり、かつてのように経験を確保するための可視性は、これまで以上に厳しいものとなっています。

CatchpointがIPM(インターネットパフォーマンス監視)を開発した理由は、企業が顧客や従業員に影響を与える可能性のあるあらゆる問題をキャッチし、ビジネスに影響を与える前に修正するために必要な運用の可視性を確保するためです。

障害が発生すると、収益、評判、従業員満足度の全てに悪影響が及びます。
インターネットでは、より高いレベルの注意が要求されます。

どうしてでしょう?
何故なら、インターネットは、魔法のような回復力のある、完全無欠なネットワークではないからです。

まったくの逆なのです。
インターネットは、複数のネットワーク、プロトコル、エージェント、サブシステムが、しばしばミリ秒単位で連携して動作することが必要な、非常に複雑なシステムです。
そのため、インターネット・レジリエンスは急速に企業の優先事項になりつつあります。

オブザーバビリティをめぐる業界の混乱

「Gartner Identifies the Top 10 Strategic Technology Trends for 2023」※2と題されたプレスリリースの中で、Gartner社は応用されたオブザーバビリティについても語っています。
残念ながら、多くの企業にとって、このテーマは分かりにくいものになっていると思います。

Googleでオブザーバビリティ・ベンダーを検索すると、100万件以上がヒットします。
その結果、多くの企業が同じようなメッセージ、同じようなストーリー、同じようなソリューションを持っており、率直に言って、ほとんどの業界紙が混乱していることがわかります。

これらの企業は全て、優れた体験の提供、DXの支援、意思決定に必要なデータの提供について語っています。
Digital Experience Monitoring (DEM)、オブザーバビリティ、AIOps、APM、NPMなど、業界のバズワードを目にすることになるでしょう。
多くの企業がツールの乱立を指摘し、1つのベンダーで必要なことが全て出来ればそれで「十分」だと提案しています。

なぜIPMソリューションが必要なのか

企業の収益や評判のために、「これで十分」というものに頼っていて本当にいいのでしょうか?
Catchpointでは、企業はビジネス要件に基づいて最適なソリューションを組み合わせるべきだと考えています。

つまり、ネットワークとしてインターネットに依存している場合は、IPMソリューションが必要です。
エンタープライズ・アプリケーションに深い可視性が必要な場合、APMが必要です。
これらのソリューションからアラートの修正を自動化しようとすると、AIOpsも必要になります。

そして、インシデント対応の管理と調整を支援し、ServiceNowやその他のITSMソリューションに結びつけるために、PagerDutyやxMattersなどのデジタル運用ソリューションが必要となります。
これらのソリューションを組み合わせることは、ツールの乱立にあたるものではありません。
それどころか、組織の運用を可視化するための賢い投資と言えるでしょう。

「Catchpointは、Equinix社がネットワークで起きていることをより完全に把握できるようにし、問題をより迅速に解決し、顧客に対して問題を明確に伝えるのに役立っています。
Catchpointを利用することで、Equinix社は数分で問題を特定・診断し、エンドユーザにとって大きな問題になる前に対策を開始することができるようになりました」
Equinix社 クラウドオペレーション シニアディレクター Kelsey Waters氏

IPMとAPMはコインの裏表のようなもので、ビジネスの成功に必要な可視性を提供するため、CatchpointとDynatraceなどを組み合わせるお客様が増えてきています。

インターネットスタック全体でインターネット・レジリエンスを確保する

Catchpointは、インターネットスタック全体の先見性あるオブザーバビリティを通じて、インターネット・レジリエンスを確保するためのプロアクティブなアプローチを提供します。

私たちは、5つのエンタープライズ・オブザーバビリティ・ソリューションを提供しています。
カスタマー体験、ワークフォース体験、ネットワーク体験、Webサイト体験、アプリケーション体験です。

さらに、顧客や従業員に優れた体験を提供するために必要なレジリエンスの保証を、エンタープライズ全体に提供します。
これらのソリューションは、全て同じクラウドネイティブプラットフォーム上にあり、世界中どこにいるユーザであっても問題を予測、特定、測定するのに必要なツールと遠隔測定機能を提供します。

私たちの言葉を鵜呑みにする必要はありません。
Catchpoint は、Forbesのデジタル企業TOP10のうち9社、CDNプロバイダTOP10のうち9社、クラウドプロバイダTOP6のうち6社、世界TOP4の小売業者のうち4社に選ばれているソリューションです。

※1 Gartner社プレスリリース「Gartner IT Symposium/Xpo 2022 Orlando: Day 1 Highlights」 2022年10月17
※2 Gartner社プレスリリース「Gartner Identifies the Top 10 Strategic Technology Trends for 2023」 2022年10月17日

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