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パフォーマンスの重要性

今こそ向き合うべき課題:パフォーマンスの重要性

2024年12月10日
著者: Howard Beader
翻訳: 逆井 晶子

この記事は米Catchpoint Systems社のブログ記事「It’s time to stop neglecting the elephant in the room: Performance Matters!」の翻訳です。
Spelldataは、Catchpointの日本代理店です。
この記事は、Catchpoint Systemsの許可を得て、翻訳しています。


Ralph Marsten(※)はかつて、「パフォーマンスに合わせて期待値を下げるのではなく、期待値に合わせてパフォーマンスレベルを上げるべきだ」と言いました。
現在では、むしろ逆の取り組みを行う企業が多いように感じられます。
ダッシュボードがすべて緑色を示していれば、全てが順調だと思い込むのです。
しかし、本当にそうでしょうか?

※訳注: Ralph Marston氏は、1995年から「The Daily Motivator」を執筆・発信している著名なモチベーショナルライターです。

私たちがピークパフォーマンスを称賛する理由

何百万人もの人々がパリオリンピックに注目しました。
それは、平凡なパフォーマンスを見るためではなく、アスリートたちが最高のパフォーマンスを発揮し、メダルを獲得する姿を見るためです。
もしSimone Bilesが、「今日は平凡でいいや」と考えて、体操総合金メダルを獲得したときのように全力を尽くさなかったらどうなったでしょうか。
このようなピークパフォーマンスへの意欲は、F1からNBA、NFL、NHL、MLB、MLSなど、あらゆるプロスポーツで見られます。

スポーツだけでなく、ビジネスでもパフォーマンスは欠かせません。
企業は常にその成功、つまり株価のパフォーマンス、投資収益率、業界ランキングなどで評価されています。

しかし、矛盾があります。
多くの企業が利益に注力している一方で、デジタルエクスペリエンスにおいては凡庸さに妥協することが多いのです。
エンドユーザーエクスペリエンスに関しては、なぜ企業は、低品質なパフォーマンスに私たちが妥協することを求めるのでしょうか?

あなたは妥協するつもりですか?

サイトの読み込みに数分待つのはどうですか?
買い物かごでの取引完了に5分待つのはどうでしょうか?
それとも、最新のiPhoneを購入しようとしているときに画像がゆっくりと読み込まれるのを見るのはどうでしょうか?
多くの人は、5秒以内にサイトを離れることが多いのではないでしょうか。

私たちのデバイスやデジタルサービスがかつてないほど高価になっている今、デジタル市民、消費者、そして人として、立ち上がる時です。
パフォーマンスは現代のデジタルエクスペリエンスにおける最重要要素です。
オリンピックでも、プロスポーツでも、ビジネスでも、オンラインでのあらゆる活動において重要です。

アプリは機能しなければなりません。
サイトは高速でなければなりません。
私たちは、欲しいものを欲しい時に欲しいのです。
待つ時代は終わりました。

企業、ISP、ネットワーク事業者は、エンドユーザーエクスペリエンスの改善に向けた努力が求められます。
私たちはより優れた、より堅牢なデジタルエクスペリエンスを求めています。

Catchpointが最高のパフォーマンスを保証する方法

Catchpointは、インターネットを誰よりも理解しています。
私たちは、お客様がサービス利用者や従業員に快適な運用環境を提供できるようサポートします。
クラウド上で実行されるか、AWS、GCP、またはAzureを介してアクセスすることができるウェブサイトだけではありません。
世界100か国以上、2700以上の観測地点から、サービスが利用可能で適切に動作していることを保証しています。

企業として、タルサのJennayがISPのCoxを通じて注文することができるかどうか、ロンドンのSarahがSkyを通じてオンラインで息子の健康記録にアクセスすることができるかどうか、アンカラのPirilがTurknetを通じてTeamsにログインして会社の会議に参加することができるかどうかを確認するにはどうすればよいでしょうか?
お客様や従業員のいる場所からビジネスにとって重要なものを積極的に監視することで、問題を早期に発見し、悪影響が出る前に解決することができます。

より良いデジタルエクスペリエンスを求める声

今日のデジタルファーストの世界で、なぜパフォーマンスがいまだに後回しにされているのでしょうか?
デジタル市民として、私たちはより良いパフォーマンスを要求しましょう。
アプリやサイトのパフォーマンスが悪いか、利用できない場合、私たちは別のサービスを利用します。
#PerformanceMattersで声を上げ、全ての人にとってより良いインターネットを作るために共に立ち上がりましょう!

冒頭でRalph Marstonの引用を紹介しましたが、最後に少しアレンジを加えた形で締めくくります:

クライアントの期待値をパフォーマンスに合わせて下げさせてはいけない。
パフォーマンスをクライアントの期待値に合わせて向上させなさい。
– Howard Beader(Catchpoint)

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