チュートリアル
1. 計測・監視の基礎

Webシステムを計測・監視を開始する理由は様々あると思います。
どんな理由で始めるにせよ、計測・監視の最終的な命題は、「如何に証明するか?」の一言に尽きます。
そこで使われるのが「科学的手法」であり、工学では「統計的品質管理手法」です。
計測・監視の計画立案
BGP計測・監視設定
Traceroute計測・監視設定
用語・概念
Digital Experience Monitoring

Digital Experience Monitoring(デジタル体験監視、DEM)とは、人や機械などのデジタルエージェントの体験を計測・監視する分野を指します。
従来、Webパフォーマンス計測・監視と云われていた分野は、ネットワークが多様化し、デジタルデバイスやデジタルサービスの発展すると共に、デジタルデータの流れを計測・監視するサービスへ発展しました。
DEMは、デジタルサプライチェーンを計測・監視するものであり、そのデータからAPM(Application Performance Management)やNPMD(Network Performance Monitoring and Diagnostic)の分析すべき箇所の情報を提供します。
実験計画法

実験データは、現代統計学の父である、ロナルド・エイルマー・フィッシャー博士が考案した「実験計画法」に基づいて設計・取得されます。
実験計画法は、データ取得の基本となっており、製造業や医薬業界、調査会社などを中心に広く活用されています。
統計的品質管理の要となるものです。
フィッシャーの死後も、組合せ論をベースに、発展し続けています。
実験計画法の中でも、最も基本的な部分、フィッシャーが提唱した三つの原則を「フィッシャー三原則」と言います。
Synthetic Data

現在は、ユーザが体験したWebページの表示速度のデータが得られるRUM(Real User Monitoring)が存在します。
しかし、Synthetic Monitoringが登場した1997年には、Webブラウザで表示速度を取得するAPIなどが存在していませんでした。
Webページの表示速度を取得しようとした場合には、もちろん、個々のユーザでの実際の表示速度を取得できるのがベストです。
1997年の時点では、その仕組みが存在していなかったので、能動的に対象のWebページにアクセスして、表示速度を得るという方法が必要だったのです。
そのようにして得たデータをSynthetic Dataと言います。
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