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ハイプサイクル

Catchpoint 6つのGartner® ハイプ・サイクル™・レポート2023で評価される

2023年9月14日
翻訳: 島田 麻里子

この記事は米Catchpoint Systems社のブログ記事「Catchpoint recognized in Six Gartner® Hype Cycle™ 2023 Reports 」の翻訳です。
Spelldataは、Catchpointの日本代理店です。
この記事は、Catchpoint Systemsの許可を得て、翻訳しています。


今回の記事では、Gartner社が発表した6つの新しいハイプ・サイクル・レポートの各カテゴリーで、Catchpointについて言及されていることをお知らせします。

Gartner社のハイプ・サイクルは、テクノロジーやアプリケーションの成熟度や普及度、そしてそれらが実際のビジネス課題の解決や新たなビジネス機会の開拓にどのように関連する可能性があるかを図式化したものです。
Gartner社のハイプ・サイクル手法は、テクノロジーやアプリケーションが時間の経過と共にどのように進化していくかを示し、特定のビジネス目標に照らしてその展開を管理するための、適切な洞察を提供します。(※)

※ Gartner Research Methodologies 「Gartner Hype Cycle」 2023年8月21日

Catchpointが6つのレポートに掲載されたことは、インターネット・パフォーマンス・モニタリングが、日々多くのユースケースで不可欠になっている新たな技術として、急速に採用されていることの表れであると考えています。
今日、すべての組織がインターネット・レジリエンスのための尖塔を目指すことがいかに重要であるかを示してくれました。

Gerardo Dada氏(Catchpoint CMO)

以下は、Catchpointが評価された2023年のGartner社のハイプ・サイクル・レポートからの主な考察です。

企業向けネットワーキングのハイプ・サイクル

レポートの記載
組織は、メトリクス(指標)はストーリーの一部しか語らないということに気付きつつあります。
ユーザがあまり理想的でない体験をしているのであれば、メトリクスが何を言おうと無意味です。
デジタル体験監視は、メトリクスに基づくパフォーマンスだけでなく、ユーザ体験の主観的な部分を可視化するのに役立ちます。
Gartner社の指摘
デジタル体験監視ツールによって生成されるデータは膨大であるため、堅牢なアナリティクス・アプローチを持たない組織は、すべてのデータの意味を理解するのに苦労するかもしれません。
この分野で先進的なアプローチを可能にするために、アナリティクスを使用しているベンダーはほとんどありません。

Gartner社から、アナリティクスを使用してデジタル体験監視の先進的アプローチを可能にするサンプルベンダーの1社として紹介されたことを光栄に思います。
Synthetic、RUM、パフォーマンス最適化、高忠実度データの提供は、私たちが行っていることの重要な一部ですが、もう一つの重要な側面は、柔軟なビジュアライゼーションと高度なアナリティクスによってビジネスに力を与え、ビジネスに影響が及ぶ前に問題を発見し修正できるようにすることです。

監視とオブザーバビリティのハイプ・サイクル

レポートの記載
オブザーバビリティは、現代の企業が顧客と従業員の経験を理解する方法の中心になりつつあります。
オペレーショナル・テレメトリがもたらす複雑性に対処するために、新しいテクノロジーが出現しています。
このハイプ・サイクルは、I&Oリーダーがオブザーバビリティ・イニシアチブを成功させるための計画を立てるのに役立ちます。
Gartner社の指摘
これと並行して、環境の持続可能性目標達成に向けた関心と努力の高まりが、IT部門とI&O部門のリーダーの職務にも浸透しつつあります。
その結果、電力消費量や温室効果ガス(GHG)排出量などの分野におけるITの貢献度を監視・測定する方法や手段が模索されるようになっています。

持続可能性は、世界的に組織の優先事項となっています。
これを受け、CatchpointはこのほどCarbon Controlを発表しました。
この新機能により、企業や組織は自社のWebサイトの二酸化炭素排出量をリアルタイムで確認できるため、インターネット関連の二酸化炭素排出量を削減するための具体的な行動を取ることができます。

ゼロトラスト・ネットワーキングのハイプ・サイクル

レポートの記載
ゼロ・トラストは単一の技術でも、実装でも、最終的な到達点でもありません。
むしろ基本的には、特定のアーキテクチャやテクノロジーの戦略や実装に繋がるえ方やパラダイムなのです。
Gartner社の推奨
I&Oリーダーは、ネットワーク環境のゼロトラスト体制を改善するために、人材、プロセス、テクノロジーに投資する必要があります。

従来のVPNは、トランスポートにインターネットをあまり利用しませんが、新しいSASE(サッシー)やZTNA(ゼロトラスト・ネットワーク・アクセス)ソリューションは、トランスポートの大部分をインターネットに依存しています。
Catchpointが提供するインターネット・スタック(DNS、ISP、CDN、BGP、パブリック・クラウドを含む)に対する可視性を持つことは、ネットワーク・トラフィックを可視化するために不可欠です。

エンタープライズ・アプリケーションの未来に関するハイプ・サイクル

レポートの記載
このハイプ・サイクルは、エンタープライズ・アプリケーション・リーダーが注目すべき初期段階の、時には萌芽的なテクノロジーに重点を置いて作成されています。
その結果、全てのテクノロジーは、イノベーションのきっかけ、膨らんだ期待のピーク、幻滅のくぼ地の段階にあります。
啓蒙の坂道や生産性のプラトーには、まだ誰も到達していません。
Gartner社の指摘

この調査は、次のような出発点を提供することを目的としています。

従業員のデジタル体験を刷新し、より高いレベルの導入とビジネス価値の向上を推進するための改革をすること。
これには、協調的なワークフローの自動化、ワークプレイス体験アプリ、ワークフォース「nudgetech」のような新しいデジタルワークプレイステクノロジーへの投資が含まれます。
また、アプリケーションチームがデジタルワークハブのようなコンセプトをどのように適用するかについての戦略策定も含まれます。

IT部門は、ハイブリッド社員のテクノロジー・パリティをサポートし、場所に関係なくリソースに安全にアクセスできるようにする上で、極めて重要な役割を担っています。
結局のところ、接続できなければ仕事になりません。
Catchpointがこの分野のサンプルベンダーに選ばれたことは、Catchpointのワークフォース体験ソリューションの勝利であり、いつでもどこでもハイブリッド社員をサポートすることに繋がります。

統一されたコミュニケーションとコラボレーションのハイプ・サイクル:デジタル体験監視

Gartner社の指摘
ハイブリッドな新しい働き方をサポートするために、企業はUCCポートフォリオに大規模な投資を行ってきました。
その結果、様々なベンダーのツールが重複する機能を持つ複雑なアプリケーションの配置になり、組織は類似した機能を持つ2つ以上のソリューションに料金を支払う必要があるため、コストとITランドスケープの非効率性が生じています。
ユーザからの推奨
APMとNPM(エンドポイントとエンドユーザからのリアルタイム監視、および合成コールエージェント)をブレンドしたUCM(統一変更管理)ツールを使用してください。
これらのソリューションは、専用の UCM ベンダー、広範なデジタル体験パフォーマンス監視ツール、UCaaS プロバイダが提供するツール、または少数のセキュリティおよびソフトウェア定義 WAN(SD-WAN)ベンダーが提供する場合があります。
クライアントはこれら4つの戦略を組み合わせて採用することもできます。

私たちは、このレポートの提言が、昨年Catchpointが行った予測―今後ますます多くの企業がビジネス・ニーズに応じて監視ソリューションを組み合わせることに積極的になるだろうということと一致すると考えています。
IPM、APM、NPMなどのソリューションを組み合わせることは、ツールの乱立を意味しません。
それどころか、組織の運用の可視性に対する賢い投資なのです。

卓越性へのコミットメント

Gartner社が様々なカテゴリでCatchpointを評価したことは、業界の課題に取り組むIPMの価値を強調するものだと考えています。
ユーザ体験の向上からハイブリッドなワークプレイスのサポートに至るまで、Catchpointがこれらのレポートに掲載されたことは、イノベーション、卓越性、そしてお客様のインターネット・レジリエンスを実現するというCatchpointのコミットメントを再確認するものです。

以下は、Catchpointがサンプル・ベンダーとして掲載されているGartner社の各ハイプ・サイクル・レポートへのリンクです(Gartner社のサブスクリプション登録者のみ)。

※SpeedDataで提供しているCatchpointを利用した計測・監視サービス一覧はこちら

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