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インターネットソナー

インターネットソナー:障害検知のゲームチェンジャー

2023年11月9日
翻訳: 島田 麻里子

この記事は米Catchpoint Systems社のブログ記事「Internet Sonar: A Game-Changer for Incident Detection」の翻訳です。
Spelldataは、Catchpointの日本代理店です。
この記事は、Catchpoint Systemsの許可を得て、翻訳しています。


障害によって毎分数万ドルの損害が発生するような場合、障害の原因をできるだけ早く特定することが極めて重要なミッションとなります。
今は、干し草の山から針を探し出すような、責任のなすりつけ合いや、急ごしらえの作戦会議をしている場合ではありません。
障害の検出を迅速化するためには、シンプルでインテリジェントな、信頼できるインターネット・ヘルス情報が必要です。

このような重要な情報を、あなたやあなたのチームが手作業で調達しなくても、一目でアクセスできるとしたらどうでしょう?
これが、CatchpointがIPMプラットフォームに追加した最新イノベーションの核となるコンセプト「インターネットソナー」です。
この画期的なツールは、障害への対応方法に革命をもたらし、サービスのレジリエンスと信頼性を維持することを目的としています。

インターネットソナーの紹介

インターネットソナー マップ
インターネットソナー マップ

サービスに障害が発生した場合、ITチームが最初に尋ねる質問は、「原因は当社か、それとも他の何か」です。
Catchpointのインターネットソナーは、リアルタイムでグローバルなインターネットの健全性に関する洞察を一目で把握できるようにすることで、この質問にインテリジェントに答えます。

インターネットソナーは、世界最大の独立したアクティブ・オブザーバビリティ・ネットワークからのデータを使用して、インターネットで最も利用されている何百ものサービスの障害を監視しています。
その結果、AIを活用したリアルタイムのインタラクティブなステータス・レポートが作成され、インタラクティブ・マップやダッシュボード・ウィジェットを介して表示したり、APIを介してあらゆるシステムからアクセスしたりすることが可能になります。

インターネットソナーを活用することで、サードパーティの障害が発生した際に、障害発生場所、障害発生時間、自社への影響の有無を把握することができます。
責任の所在を指摘することも、作戦会議も必要ありません。 ただ、わかりやすく、インテリジェントで、信頼性の高いインターネットの健全性情報を提供することで、 生産性や経営経験に影響を与えるサードパーティの障害を未然に防ぐことができます。

インターネットソナーの特徴 ― 4つの重要な側面

1. Catchpointのグローバルなオブザーバビリティ・ネットワーク

インターネットソナーの有効性は、業界をリードするCatchpointのグローバルなオブザーバビリティ・ネットワークから始まります。
世界80カ国、300以上のプロバイダにまたがる2,500以上のバンテージ・ポイントを擁し、このネットワークは拡大を続けています。
グローバル・インターネットを監視する「目」の数は他のどのソリューションよりも多く、Catchpointのデータの忠実性と正確性は他に類を見ません。

この豊富なデータは、インターネットソナーが提供するリアルタイム マップの基盤であり、ビジネスに影響を与えるサードパーティのエンティティに関する正確な洞察を提供します。

2. 重要なインターネットサービスをカバー

インターネットソナーは、コンテンツ配信ネットワーク (CDN)、ドメイン ネーム システム (DNS)、各種クラウド プロトコル、SalesforceなどのSaaSサービスなど、最も重要なインターネットサービスを積極的に監視しています。
インターネットソナーを使用すると、特定の地域でこれらのサービスのいずれかに問題が発生した場合、それを知ることができるため、プロアクティブな対応が可能になります。

また、選択した特定のカテゴリや地域を監視する柔軟性も備えています。
インターネットソナーは、グローバルな全体像から特定地域の詳細なインサイトまで、お客様の好みに合わせて対応します。

3. リアルタイムのアラートと統合機能

Catchpointの主要な差別化要因の1つは、可視性の広さと深さだけでなく、洞察の提供方法にもあります。
インターネットソナーは、既存のツールやワークフローにシームレスに統合できるリアルタイムのアラートを提供します。
Eメールアラートに限らず、WebhookやAPI統合機能も提供しており、すでに使用しているツールを通じて重要な情報を確実に受け取ることができます。

4. リアルタイムのアラートと統合機能

インターネットソナーは、単なる生データではなく、価値ある洞察と実用的な情報を提供するためにAIを活用しています。
Catchpointでは、高度なAI技術を使用して、毎日何億回も行われる継続的なテストの結果を自動的に関連付けます。
つまり、受け取ったデータは処理され、分かりやすいリアルタイムのステータス情報に変換されます。

小さすぎる、遅すぎるツールとは違う

インターネットソナーは、サイトがダウンしたことを誰かがXでポストした後に教えてくれるだけではありません。
リアルタイムで障害を検知し、可視化することで、どのサードパーティやサービスがうまく機能していないのかを表示します。
世界の特定地域やインターネットの特定部分で問題が発生している理由を、リアルタイムで教えてくれます。

さらに、クラウドではなく、エンドユーザの視点から監視を行います。
つまり、競合製品がすべて順調に機能していると信じていても、サードパーティ・サービスの問題により、そのソリューションが世界の特定の地域からアクセスできない可能性があるということです。

インターネットソナーの活躍

私たちの言葉を鵜呑みにしないでください。
以下は、ワシントン・ポスト紙のテクニカル・アーキテクトのインターネットソナーについてのコメントです。

ここワシントン・ポストでは最近、複数のアラートが発せられるという事態に見舞われた。
根本的な原因は特定できず、クラウド・プロバイダのステータスはすべてグリーンだった。
30分近くトラブルシューティングを行った結果、問題は私たちが依存している別の重要なサービス・プロバイダにあると判断された。

インターネットソナーが導入されていれば、障害にプロアクティブにフラグを立て、根本的な原因をより迅速に発見できただろう。

CatchpointのCEOであるMehdi Daoudiは以下のように述べています。

私がCatchpointのインターネットソナーに特に期待しているのは、問題がインターネット・スタックの問題によるものなのか、それともインターネット上で起きている他の何かによるものなのかを判断することで、ITチームがMTTRを根本的に削減できる、他に類を見ない費用対効果の高い方法を提供してくれるからです。
障害のコストは1分あたり数万ドルに上るため、Catchpointのお客様はこの一目でわかる情報によって、数百万ドルを節約することができるのです。

インターネットソナーの機能について、NeedletailアップデートSwiftアップデートからご覧いただけます。